和白干潟の生きものたち

和白干潟には、カニ類、貝類、ゴカイ類、魚類、植物など、干潟を代表する生きものたちがたくさん暮らしています。渡り鳥も多くやって来る生物多様性ワンダーランドです。さぁ、長靴をはいて干潟へ出かけましょう。

アサリ(殻長約35mm)

食用。食卓でお馴染みの美味しい貝です。潮干狩りで大人気。


コメツキガニ(甲幅約13mm)

砂っぽい場所に多く、砂の表面の栄養分を食べた後「砂団子」をたくさん作ります。


ホソウミニナ(殻長約30mm

 和白干潟全面で見られる巻貝。「ウミニナ」と少し細い「ホソウミニナ」がいます。


アシハラガニ(甲幅約35mm)

クリーム色の大きなハサミと、青緑色の甲羅が特長です。アシ原にたくさんいます。


オキシジミ(殻長約50mm)

少し泥っぽい場所にいます。丸くて厚みがあり、ずっしり重く感じます。食べられます。


ハクセンシオマネキ(甲幅約18mm)

オスの片方のハサミが白くて大きく、潮を招くようにウエービングします。絶滅危惧II類



ヤマトオサガニ(甲幅約32mm

甲羅は横長くて四角い。目が長くて潜望鏡のようです。泥っぽいところにいます。


カクベンケイガニ(甲幅約25mm)

甲羅はほぼ正方形で切れ込みはありません。護岸や転石などの場所で見られます。


トビハゼ(跳鯊/全長約100mm)

魚なのに水が嫌い。泥干潟に穴を掘って生息。水上をピョンピョン跳ねて移動します


ツバサゴカイ(全長約200mm)

棲管に海水を取り込むための不思議な形。潮が大きく引いた時に対の棲管が見られます。


アカテガニ(甲幅約30mm

 手が赤く、甲羅にスマイルマークがあります。干潟の陸域にいて夜行性です。


ケフサイソガニ(甲幅約30mm)

転石をはぐるとよく出て来ます。オスのハサミの間に柔らかな毛が生えています。


オカミミガイ(殻高約35mm)

殻の口が“耳”に見えるので名前がつきました。ヨシ原の湿ったところにいます。


ゴカイ類(体調約100〜150mm)

泥を耕したり、浄化してくれる干潟の影の主役です。鳥や魚のエサにもなります。


ハマガニ(甲幅約50mm

ハサミや甲羅がガッシリしていて“ガンダム”みたいです。主に植物の葉や茎を食べます。


マメコブシガニ(甲幅約15mm)

潮だまりや水がある場所で見られます。タテに歩くのが特徴です。素早く砂に潜ります。


カワザンショウ類(殻高約5〜7mm)

とても小さな巻貝で、ヨシ原をよく探すと見つかります。いろんな種類がいます。


テッポウエビ(体長約70mm)

片方の大きなハサミでパチーンという音を出します。ハゼ類と同じ穴で共生しています。