●12月19日(日)/13:00〜17:00
集合:和白公民館 参加者:37人(大人23人、子供14人)
13:00:和白公民館集合
1部/フィールド散策:JR奈多駅から五丁川まで海岸遊歩道を散策
・和白公民館で受付後、そのままJR和白駅へ移動。電車で奈多駅まで移動。スケジュール説明。
・奈多団地うらの海岸遊歩道で地元在住の山本孝さんの解説。
和白の塩田の歴史と堤防増築による地形の変遷や、以前、雁ノ巣に西日本最大の飛行場があったこと、
子供の頃の雁ノ巣米軍キャンプでのエピソードなど。
・排水施設の場所で、ハクセンシオマネキの生息場所の紹介。堤防周辺の生物紹介など。
・水上飛行機の試験飛行を行っていたスロープが残る場所から、約65年前の海苔養殖の様子を写した写真と同じ場所から、現在の干潟の様子と比べながら当時の海苔養殖
方法の説明。
・堤防の無事を祈るための波切り不動尊(1866年)や、安政4年に造成された塩田の堤防を後世に伝えるために建立された新開築堤記念碑(1959年)、カネンテの名前の
・今回の散策路は和白干潟の状況を考える上で、歴史的、地形的にとても重要なルートでした。人の暮らし、塩田、海苔養殖などと密接に関わってきた干潟を理解するこ
とができたと思います。
14:30 和白公民館へ戻って、武道場2階の郷土歴史資料館を視察。
2部/和白公民館で学習&意見交換(進行:八田麻理子さん)
・アシハラガニやツクシガモ、ウミニナなど6つのグループ分け(各リーダーは高校生)
・お話し:和白干潟の生物多様性ってなんだろう(藤井暁彦さん/干潟の専門家)
環境省の「次期生物多様性国家戦略」を例にして、言葉や理解の難解さを挙げて、生物多様性を地域での活動につなげる意味をわかりやすく解説。私たちにできること
として、身近な自然の保全と共にその恩恵や誇り、伝えることの大切さを説明。
・お話し:子供たちに伝えたいこと(小金丸瑞穂さん/和白郷土史研究会)
昔は玄界灘と博多湾が浅い海でつながっていて、今も地名などにその名残があること。60〜70年前は子供海水浴場だったことや海苔養殖の様子、干潟で遊んでいた子
供時代の話とともに、「和白干潟が昔のように白砂青松の姿に戻ることが子どもたちに伝えたい願いです。」と締めくくりました。
〈意見交換〉
テーマ/もっとみんなに知って欲しいこと
・2回目はガタレンジャーの子供も大人と一緒のテーブルに混ざりました。
・前半の散策に時間を要したため、意見交換の時間が少し短くなりましたが、
●和白干潟で学んだこと ●もっとみんなに知って欲しいこと ●子供に教えたいこと ●大人に協力してほしいこと
4つのテーマに細分化して意見が出やすいようにアレンジしました。
・発表(テーブル毎に)
●和白干潟で学んだこと
塩田、海苔づくりなど、地域の暮らしと干潟がつながっていたことや、50年間で環境が大きく変化していること。また、風景がきれいなどの意見が多かったです。
和白干潟に食べられるものがある、という気づきもありました。
●もっとみんなに知って欲しいこと
干潟は遊べる。生物・夕日・鳥。昔のきれいな海に戻れるといい、生きものたちの大切なすみか。
生物がたくさんいるということを伝えたい・・・など。これらをどのように伝えるかについてもSNSの利用などのヒントが出ていました。
●子供に教えたいこと
干潟イベントに地元の人が参加する。知ることが大切。ぜったい役に立つ。などの他に、昔干潟で遊んで、アサリを採ったりした経験を知れたり、経験できればい
い、という意見もありました。
●大人に協力してほしいこと
アサリを増やして、アオサをへらして欲しい。詳しい干潟マップが欲しい。干潟をPRするキャラクターやグッズがほしい。資料館をもっとわかりやすく、などの他
に、干潟でいろんな経験をさせて欲しいという意見がありました。まさに大人の知識・経験、と理解とサポートが必要ですね。
「開発はほどほどにしてください」という意見は重要です。
★全ての意見は別資料で読むことができます。 cocontei-matsu@nifty.com (松本)まで連絡ください。
前回同様、時間を大幅にオーバーしてしまったので、慌ただしく次回の案内をして終了しました。
ワークショップの準備、設営など和白公民館の皆様に大変お世話になりました。
17:10 終了
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