和白干潟の未来図づくりワーク1回目          session 1 「和白干潟の好きなところ、困ったところ」


●11月14日(日)/13:00〜17:00   
集合:海の広場〜和白公民館

13:00:海の広場集合
 ※福岡市港湾空港局の許可を得て、隣接空地を駐車場として利用。
 1部/フィールド散策:海の広場
  ・あいさつ/スケジュールの確認と簡単に主旨説明(松本/ウエットランドフォーラム)
   「和白干潟の「これから」を考えるにあたって、世代間公平や持続可能性を大切にしたいとの思いから、地域のなるべく多様な世代と立場   

    のみなさまに集まっていただき一緒に作り上げたい」
   海の広場はアオサが大量に堆積していて歩くのも困難な状況で最悪のロケーションでしたが、これも現在の和白干潟の状況の受け止めとし

   て重要な体験になったと思います。
  ・海の広場から見える風景や干潟の思い出について地元の皆さんからお話を聞きました。
  雑談的に・・・
   「35年ほど前に一時的にヘドロ化して大変臭い時期があった。ここで潮干狩りはしたくないと思った」
   「昔は海水浴場で飛び込み台が3つあった」
   「和白干潟は夏の海水浴場として賑わっていて、現在の唐の原駅は、夏だけの臨時停車駅だった」
   「海苔の養殖で干潟一面に海苔網があった。子供達は貝掘りのついでに勝手に海苔を摘んで(盗んで)持って帰っていた」
   「30年ほど前に他の地から引っ越してきたが、山も海も自然が豊かでいい場所だと思った」
   「昔の和白は半農半漁だった」
   「奈多地域に志式神社の神事で早魚(はやま)神事がある」

 14:00 和白公民館へ移動(車で移動)
 14:30 全員で会場準備
14:45  
 2部/和白公民館で学習&意見交換(進行:八田麻里子さん)
  ・ハクセンシオマネキやアサリ、ハマボウなど5つのグループ分け(各リーダーは高校生)
  ・ワークショップの趣旨説明「和白干潟の賢明な利用とガタレンジャーの紹介」(松本) 
    ガタレンジャーの保全活動や、「都市の中の干潟」、「世代間公平、」「賢明な利用とは?」など、
    和白干潟を考える4つのキーワードの紹介
     ・エコパークゾーン整備の現状(祝迫さん 福岡市港湾空港局)
               和白干潟の保全に関わる福岡市の長期計画や、地元の市民グループと協働で行なっている「和白干潟保全のつどい」のアオサの回収作

    業、観察会などの活動紹介 
  ・山・川・海の流域会議の活動報告 (松田さん:山・川・海の流域会議代表)
    立花山に関わる演劇から始まって、現在は地域や大学と一緒に唐の原川流域の清掃活動を続けている。

〈意見交換〉
 テーマ/和白干潟の好きなところ、困ったところ。和白干潟に足りないもの(施設・活動・気持ち)
  ・子供チームが一つと、他は年齢や地元出身、地域外からの参加者、高校生、大学生などとてもバランスよくチーム分けができていました。 
  ・アイスブレイクとして、干潟に関する4つのテーマで展開した自己紹介的なグループ分けは、参加者の雰囲気を一気に和ませることができ 

   たようです。笑顔も会話も多く出るようになったようです。
  ・各チームで、高校生がリーダーになって会話を引き出したり、書き込みをやったりして大活躍でした。
  ・発表(テーブル毎に)
 ●好きなところ
  生きものとたくさんふれあえる。景色が素晴らしい。などが多かったです。
  ガタレンジャーの「いぼるところが好き」という発表で、新しい干潟の魅力が加えられたようです。
 ●困ったところ
  やはりアオサの発生やゴミが多いという意見が多かったです。交通アクセスが悪いや、道が狭いという意見も複数ありました。みんなの関心 

  が薄い、もっと知ってほしいなども挙げられていました。
 ●足りないもの(欲しいもの)
  圧倒的に駐車場がないという意見が多かったです。小さなエコセンター的な施設(トイレ、水道(手洗い場)、観察小屋、道案内板)なども

  多く上がっています。みんなの関心が足りないという意見も多かったようです。

  ふりかえりでは「初めて知ったこと」をテーマに、発言機会のなかった人に発表してもらう場面もあり、初対面の人も多かったのですが、地

  域も年代も超えて活発で楽しいワークショップになりました。
  時間を大幅にオーバーしてしまったので、慌ただしく次回の案内をして終了しました。
   ワークショップの準備、設営など和白公民館の皆様に大変お世話になりました。
17:10 終了